# オリジナルグッズ・ノベルティ制作で失敗しない3つの鉄則|実績・見積もり・素材選びの完全ガイド

# オリジナルグッズ・ノベルティ制作で失敗しないために知っておくべきこと

## ポイント1:製作委託先選びで最も大切な「実績と対応力」の見極め方

ノベルティーやオリジナルグッズの制作を委託する際、最初にすべきことは製作会社の実績をしっかり確認することです。ホームページに掲載されている過去の制作事例は、その企業がどのような商品を、どのレベルのクオリティで製造してきたかを示す重要な判断材料になります。

特に注目すべきは「自分たちが作りたい商品と似た実績があるか」という点です。例えば、Tシャツばかり作ってきた会社に、複雑な形状のノベルティー製作を依頼すれば、思わぬトラブルが発生する可能性があります。

また、実績と同様に重要なのが「対応力」です。注文から納品までの流れで、疑問が生じたときにすぐに相談できる体制が整っているか、小ロット※からの対応をしているか、急な変更に対応できるかなど、実際のやり取りを想定して問い合わせしてみることをお勧めします。

最初のメール対応の丁寧さや返信速度も、その企業の顧客対応姿勢を反映しています。複数の企業に問い合わせ、比較することで、自分たちのニーズに最も適した製作委託先が見えてくるはずです。

## ポイント2:予算と品質のバランスを取るための「見積もり取得のコツ」

グッズ制作では、予算の配分が最終的な満足度に大きく影響します。多くの方が陥りやすいのが、「安さだけで製作会社を選ぶ」という落とし穴です。確かに低コストは魅力的ですが、品質が伴わなければ、ノベルティーとしての効果は半減してしまいます。

見積もりを取る際のポイントは、複数社から「同じ条件」での見積もりを取ることです。商品の種類、数量、色数、納期など、条件を統一することで、各社の価格差が正確に見えてきます。ここで重要なのは、料金だけでなく「何が含まれているのか」を確認することです。

例えば、デザイン修正は何回まで無料か、送料は含まれているか、不良品時の対応はどうするのか、こうした細かい項目が見積もり書に明記されているかチェックしましょう。これらを見落とすと、後から追加料金が発生し、予算オーバーになる原因となります。

また、製作会社によっては「ロット数が多いほど単価が安くなる」という仕組みになっています。100個と1,000個では当然単価が変わってきますので、自分たちの実際の必要数量を正確に伝え、それに基づいた見積もりを取ることが大切です。

## ポイント3:品質を左右する「素材選びと納期設定」の重要性

ノベルティーやグッズの印象を決定づける要素として、素材選びは非常に重要です。同じデザインでも、使用する素材が異なれば、受け取った人の満足度や商品の耐久性が大きく変わります。

例えば、Tシャツを制作する場合、綿100%、ポリエステル混、吸水性素材など、様々な選択肢があります。予算が限られていても、「ターゲットが喜ぶ素材は何か」を第一に考えることをお勧めします。安い素材を選んで、すぐに傷んでしまえば、ノベルティーとしての価値が失われてしまいます。

納期設定も同様に重要です。「なるべく早く」という指示は、実は製作会社にとって追加費用が発生する原因になります。通常納期と特急納期では料金が大きく異なることがほとんどです。事前に「いつまでに必要か」を明確にし、余裕のあるスケジュールを設定することで、コスト削減と品質維持の両立が可能になります。

また、季節商品を制作する場合は、ピーク時期を避けることも重要です。製作会社は時期によって混雑状況が異なり、同じ期間でも対応可能かどうかが変わってきます。事前の相談で、最適な納期を提案してもらうことをお勧めします。

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※ロット:一度の製造で作られる製品の数量単位を指します。通常、ロット数が多いほど1個あたりの製造コストが下がります。