オリジナルグッズ制作で失敗しない!業者選び・企画・素材選びの3つの必須ポイント

# オリジナルグッズ制作で失敗しないための3つの必須ポイント
ポイント1:制作委託先選びは「対応力」と「実績」で判断する
オリジナルグッズやノベルティーを制作する際、最初の課題は「どこに依頼するか」という選択です。制作委託先を選ぶときは、単に価格の安さだけで判断してはいけません。
重要なのは、その業者が「対応力」を持っているかどうかです。対応力とは、小ロット※1からの対応、急な納期変更への柔軟性、デザイン修正の回数制限がないかなど、実際のビジネス展開における臨機応変さを指します。
また、過去の制作実績を確認することも大切です。ホームページやSNSで過去の事例を公開している業者は信頼度が高い傾向にあります。自社の商品イメージに近い事例があるかどうか確認してみましょう。さらに、問い合わせ時の対応速度や、質問への回答の丁寧さも業者を見極める重要な指標になります。
実際に依頼する前に、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。その過程で、各業者の特性や強みが自然と見えてくるはずです。
ポイント2:企画段階での「目的設定」が成功の鍵
グッズやノベルティーを制作する目的を明確にすることは、その後の全てのプロセスに影響します。目的によって、選ぶべき商品も、デザインも、印刷方法も変わってきます。
例えば、新しい顧客を獲得するための販売グッズであれば、SNSで映えるデザイン性と品質のバランスが重要です。一方、既存顧客への感謝を伝えるノベルティーであれば、実用性と企業ブランドの認知性を重視すべきです。
また、ターゲット層※2を具体的に設定することも不可欠です。20代女性向けなのか、企業の経営層向けなのかで、選ぶ商品が大きく異なります。年齢層、性別、職業、興味関心など、できるだけ具体的にターゲットを絞り込むことで、制作委託先のアドバイスもより的確になります。
さらに、予算と数量の関係性も重要です。一般的に、数量が多いほど単価※3は下がりますが、売れ残りのリスクも増えます。現実的な販売見込み数や配布予定数を基に、慎重に数量を決定してください。
ポイント3:素材選びと印刷方法で品質が決まる
グッズの最終的な仕上がりクオリティーを左右するのが、素材選びと印刷方法です。同じデザインでも、どんな素材にどんな方法で印刷するかで、全く異なる印象になります。
素材選びで重視すべきは、「耐久性」と「使用感」です。例えば、Tシャツであれば生地の厚さや綿の混紡率※4、バッグであれば使い込むことでの風合いの変化なども考慮すべきです。安い素材を選べば確かに原価は下がりますが、品質が低いと使い捨てられてしまい、ブランド価値を傷つけることになります。
印刷方法にも様々な種類があります。シルクスクリーン※5は大量印刷に向いており単価が安い反面、デザイン色数が限定されます。一方、フルカラー対応のプリント方法※6なら細かいデザインも再現できますが、単価は高くなります。目的と予算に合わせて、最適な印刷方法を制作委託先と相談することが重要です。
色合わせ(色見本※7確認)も重要なステップです。実際に完成品を見るまで、画面上の色と実際の印刷色に誤差が生じることがあります。本制作前に小ロットでテスト印刷をしてもらい、色確認することをお勧めします。


